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布は3つの季節を過ごした
2024

2 分 14 秒

 7 月から 12 月までの約 5 ヶ月間、テキスタイル棟の中庭に織物を設置し定期的な撮影を行った。草が布の中央から突き抜けて伸びていき、布は日差しや雨で黒ずみ柔らかさを失なった。夏の強い日差しや梅雨の豪雨を受け、秋になると草の成長は止まり枯れていった。
 草は枯れることで土地を潤しまた生えることができるし、生き物の死も次の季節への糧になる。 この屋外展示を通して、逆行しているように見える物でも、自然界においては「生まれて死に、循環していく」という一つの目的に向かう共同体であることを表現したい。

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